健康管理と経営

牡蠣を食べて「おいしい」を感じよう

コツコツと積み重ねても壊すのは一瞬!

食事に気をつけたり、運動をしたりと健康のためにコツコツと積み重ねて築いてきても、崩すのは一瞬だと思いませんか?

これは健康だけでなく、信用や人間関係にも言えることですね。

私は日頃から食事に気をつけ、2か月ほど前から筋トレもしていたのですが、ここ数日不摂生な生活をしてしまったら、引き締まっていたお腹が緩んでしまいました。

ちょうどこの時期は、クリスマスパーティや忘年会などのイベントも多いこともあり、崩しやすい時期なのかもしれません。

今年は早くからインフルエンザも流行していますしね。

それでも、日頃から健康についての関心を持ち、コツコツ築いておけば、免疫力が高まりダメージが少なかったり、回復が早かったりと、やることに越したことはないと言えるでしょう。

今日は毎日の生活の中でも欠かせない「食事」から健康について考えていきます。

積極的に摂りたい食品

食事について考えるとき、健康面でみると

「できれば避けたい食品」と「積極的に摂りたい食品」に大きく分けることができます。

食べることが好きな人にとっては、「できれば避けたい食品」から取り上げると、それ以上読んでもらえない可能性が高くなりそうなので(笑)

先に「積極的に摂りたい食品」に注目してみましょう。

食品を選ぶときに栄養素と旬に注目すると、その時期に食べたい食品が自然と浮かんできます。

牡蠣がおいしい時期になりました

牡蠣と言っても「真牡蠣」と「岩牡蠣」があり、冬が旬なのは「真牡蠣」です。

11月頃からおいしくなりはじめ、3~4月頃まで美味しくいただくことができます。

生牡蠣はもとより、焼き牡蠣、牡蠣フライ、冬場には牡蠣鍋も体も温まり、他の栄養素も一緒に手軽にとることができ、楽しめますね。

(アタルのが心配な方は熱を加えた調理したものをいただきましょう)

ご存知のように牡蠣は「海のミルク」と言われるほど、栄養豊富な食材と言われています。

日本食品標準成分表(七訂)で細かく栄養成分を調べることができますので、詳しく知りたいという方はこちらからご覧ください。

その中でもある栄養素を豊富に含んでいるのが特徴ともいえる牡蠣!

その栄養素とはミネラル(無機質)の1種である「亜鉛」です。

亜鉛は不足すると味覚障害を引き起こす可能性がある、私たちの食生活には欠かせないとても大事な栄養素なのです。

というのも、舌の表面には味蕾(みらい)というものがあり、こちらの器官によって塩味・酸味・甘味・苦味などを感じます。

この味蕾細胞を作るのに欠かせないのがずばり「亜鉛」です。

そして、この味蕾の寿命は短く2週間も持ちません。

普段の食生活で亜鉛を過剰摂取することは考えにくいので、積極的に摂っていきたい栄養素なのです。

(サプリメントなどで摂取する場合には、過剰摂取することも考えられ、胃の不調など健康被害が生じることもあるので、注意が必要)

まずは食事の大きなモチベーションである「おいしい」を味わうために亜鉛が必要だということがわかりましたね。

牡蠣を食べる効用は…

そもそも亜鉛は味蕾細胞だけでなく新しい細胞を作るために必要な成分で、精子の生成や創傷の治癒にも役割を発揮し、免疫力向上も期待できます。

そして、数少ない動物性糖質としても知られています。

糖質を人間と同じグリコーゲンとして貯蔵しているため、消化吸収も良いそう。

効率よく糖質を取ることで、エネルギーに変えることができ、疲労回復などにもとても効果的です。

その他にも、夜盲症や眼精疲労の改善にも役立ちますので、仕事の効率にもつながります。

仕事の効率化を考えるときに、体のケア=健康にもぜひ気を配りたいものですね。

この冬、牡蠣を積極的に食べて、ぜひ仕事もプライベートも充実させてください。