みなさんは身近に突然会えなくなってしまった人はいらっしゃいますか?
私には弟がいたのですが、私が20歳の時に亡くなりました。
ある日突然です。
当時、私は東京に住んでいて、弟は実家の長野に住んでいました。
亡くなる数ヶ月前に弟が遊びに来た時、私は弟の着ていたジャンパーを(悪い意味ではなかったのですが)笑ってしまいました。
あとから聞いた話では、その後そのジャンパーを着なくなってしまったとのこと。
当時の流行りで、弟にとってのお気に入りのものだったそうです。
私の影響力って大きかったんですね。
私はそのことをかなり長い間とても悔やみました。
なぜ、あの時「かっこいいね」「似あっているね」と言ってあげられなかったんだろうと。
弟が私にしてくれたことに対して「ありがとう」って言わなかったことにも後悔しました。
ほんの小さなことですが、もう伝えることができない「言葉」・・・
今、「自分もしくは大切な人がほんの短い期間に亡くなってしまうかもしれない」ということをリアルに考えることができるようになりました。
少し変な文章ですが、そう思うのです。
そして、そのことで今、目の前の人が明日亡くなってしまうとしたら・・・と考えると、相手に対してひどい言葉を伝えることをためらいませんか?
優しい言葉を投げかけようと思いませんか?
逆に言うと、ひどい言葉を言ったままだと、自分自身が嫌な思いをしませんか?
そんな風に「今日会うのが最後かもしれない」と思うと、相手を大切にできるととても思うのです。
お客様だけでなく、家族など特に身近な人に対してはより強く!
もしもお客様が将来のお義母さんになる人だとしたら
少し重い話だったので、もうひとつ「もしも」シリーズです(笑)
銀行員の時に大きな失恋を経験しました。
4年間付き合っていた彼と別れたんですね。
結婚も考えていたので、悲しくて寂しくて・・・
窓口では顔は笑っていましたが、心の中はずっと泣いてばかりいました。
ある時、ふと目の前のお客様に対して「このお客様が新たな彼を紹介してくれるかもしれない」と思ったのです。
さらに、「このお客様が将来のお義母さま(お義父さま)になる人かもしれない」と思いました。
すごい妄想ですよね(笑)
当時、「うちの孫のお嫁さんになって欲しい」などと言われたことがあったからかもしれません(^^;;
しかし、そんなことを考えると、その方に気に入られたいので、優しくします。大切にします。
将来の家族には得してもらいたいので、当時扱っているお得なサービスなどをどんどん提供します。
自分のことのように真剣に考えます。
そんなことを続けているうちに、私のファンと言ってくれるお客様が増えていきました。
そして、私自身がお客様から優しくしてもらい、大切にしてもらったのです。
いかがでしょう?
それでお客様に喜んでもらい、好きになってもらえるのでしたらやってみる価値があると思いませんか?