緊急事態宣言が徐々に解除され少しずつ人々に元の生活が戻りつつあります。
戻りつつあるとはいえ「以前とは同じには戻らない」「戻れない」とも言われていますね。
確かにそうなのかもしれません。
新型コロナウイルスによって得たもの、失ったものは人によって大きな違いがあることでしょう。
体調を気遣う
ぜひお客さまとの会話の中で取り入れてもらいたいのが、この外出自粛生活での変化についてです。
まずはお身体の調子について伺ってみましょう。
体を動かすことをしなかった方は、あちこち痛みがでたり凝ったり、機能の衰えがあるかもしれません。
逆に新たにウオーキングやランニングを始めた方もいらっしゃいますね。
私は特に前者の方に対して寄り添って欲しいと思っています。
心配してもらったり、寄り添ってもらうだけでも心があたたかくなることってありませんか?
プラス面ももちろんですが、マイナス面のことに対して寄り添ってもらった方がその効果は大きい感じがします。
気持ちに寄り添う
そして、この外出自粛生活でZOOMなどオンラインでのコミュニケーションをとる機会が増えたという方も多いと思います。
私も通常だったらお目にかかることもできないような方とZOOMを通して対面させていただいたり、普段、電話もしないような人と顔を合わせて話をしたり、却って人との距離が近く感じる場面もありました。
しかし、普段気兼ねなく会っていた人とリアルに会えないのはそれ以上に寂しさを感じています。
一人暮らしで人と会えなかったり、連絡をとれなかったりする方たちはどのようなお気持ちで過ごしていたのでしょうか。
日頃のコミュニティの場がなくなり、寂しい想いをしていたかもしれません。
中には寂しさなんて感じることもなく、気楽に過ごしている方もいるでしょうが、それでも私たちは人との繋がりの中で生きています。
金融機関の窓口は、このような状況の中でも社会インフラと位置付けられ営業を続け(さらに資金繰り相談などますます混雑が予想され)本当にご苦労されたことと思います。
(上記に対しては近代セールス社「近代セールス」にて特別企画として「コロナに負けない!営業店のストレスマネジメント」を書いていますので、ぜひ読んでいただけたらと思います)
混雑している状況では、そんなお客様の体調や気持ちに寄り添ってゆっくりお話を伺うこともできないと思います。
ただ、少しそんな背景を頭の片隅において、少し落ち着いてきたら、そんな気持ちに寄り添ってあげてみてください。
きっと逆に癒されることもあることでしょう。