緊急事態宣言が解除され、早速リアル研修の講師を担当しました。
1日の研修を半日×2班に変更して、間隔をあけ、窓をあけ、ワークを変更して実施!私もマスク着用したままです。
今回は若手職員向けの営業研修だったのですが、セールスの仕方がわからず、とにかく売りたいという気持ちが前面に出ている方がいらっしゃいました。
気持ちはわかるのですが、その気持ちが出れば出るほど相手は引いてしまいます。
そこでこんなことを自分自身に問いかけて欲しいのです。
「お客様をわくわくさせるためにあなたは何をしますか?」
先日は行わなかったのですが、以前、この質問の答えをみんなで出し合うワークをよくしていました。
受講者全員で円陣を組みます。
受講者が多くても少なくても輪になって並びます。
マイクの位置は固定で、上記の質問に答えて受講者がぐるぐる回ります。
何を言ってもいいのですが、前に出たことと同じことではNGです。
ただし少しでも変形すればOK(なので他の人の発言を聞いていなければなりません)。
ブレーンストーミングですね。
「ボタンをひとつはずす」なんんて答える子もいて、さらにその後、「ボタンをふたつはずす」と続き、皆さんどんどん脱いで(?)いったこともあります(笑)
上記のように、他の方のアイデアを聞くことで、そのアイデアに乗っかったり変形させたりすることもできますね。
まじめな研修の中でも、上記のような発言を決して否定せず、面白いものをどんどんテンポよくだしてもらいます。
支店でも試してもらいたいのですが、個人でしたら白紙にどんどん書き出してみて欲しいのです。
1000個くらいまでやると良いでしょう。
途中、止まってしまうことが何度かありますが、それでも続けて出るまでやります。
研修のワークでは人数にもよりますが最初に「10周やります」と言って始めます。
最初は「えー」と受講者から声があがりますが、やってみた感想は
「人を喜ばすことを考えるのは楽しかった」
「意外といろいろでてくるものだと思った」
「なんでもできそうな気がしてきた」などなど。
無限の可能性を感じられるよう感想も多くのケースで出てきます。
この質問にはポイントがいくつかあります。
ひとつは「お客様をわくわくさせる」ということでお客様に焦点をあてることです。
売ろう売ろうとする人は、自分のことを考えている場合が多いでしょう。
また、「ワクワク」という相手に喜んでもらえることを考えることはとても大切なことです。
そして、「何をしますか?」と問いかけによって、”行動”が出てきます。
出てきたことをすぐに実行できる場合はしたらいいし、準備が必要なものなどは準備したらいいし、新たな企画として取り組んでもいいですね。
このワークは、普段そのようなことを考えていない人はなかなか出てこないのですが、ワークのあとも実は頭の中で引き続き考えている人も多いのです。
そうなったらしめしめ(笑)
相手に喜んでもらえることを考える癖が出てくると、自分自身の気持ちや姿勢も変わり、行動に変化がでてきます。
そうしたら、お客様からも喜んでもらえ、そして、その結果を自分自身が受け取ることができるでしょう。
ぜひやってみてくださいね。