コミュニケーションスキル

研修時のロールプレイングやワークは相手のためにも

肌寒い日も増えてきましたね。

夏好きの私にとっては冬が近づくにつれ寂しい気持ちになります。

今年の秋は春にできなかった研修が後半に押したり、オンラインに切り替わったりと、少し慌ただしいです。

リアルな研修も増えて来ましたが、コロナ禍でロープレやペアワーク、グループディスカッションなどを行うときにはかなり気を遣います。

いつもは講師もグループをまわったり、受講者とやりとりしたりするのですが、今は(東京の講師ということもありますし)できるだけ受講者との距離を保って近づかないようにしているので、中には脱線するグループややらない人が極たまにですがでてきます。

しかも、いつもはロールプレイングを①テラー役②お客さま役③フィードバック役と3人で行うのですが、今回はフィードバック役なしでペアワークで行いました。

そうすると、交代で2回のロープレを行いますが、ひとりがやる気を見せないと、その2回の時間が無駄になってしまうのです。

このような状況の時は、やる気を見せない人に引っ張られることが多く、ペアの方はその人に合わせておしゃべりしている状態になります。

今回そのようなペアを見つけたので、私が介入しました。

この時に受講者の方にぜひ考えていただきたいことは、相手の学びの時間でもあるということです。

ペアワークをやりたくないという自分の思いで、ペアになった相手の学びの機会まで奪うことになります。

担当者役であろうとお客さま役であろうと、どちらの役も大切です。

特にお客さま役は、他の担当者役の応対の仕方を実感することができ、普段、金融機関でお客さま役をやることがないから気づきは大きいもの。

研修はその体験を通して学べるように設計されています。

うまくやろうとしなくてOK!

途中で言葉が詰まってしまってもOK!

まずは目の前の同じ受講者である人の立場を尊重し、相手のためにもワークやロープレにしっかり臨んで欲しいと思います。