さて、営業するとき、どこまでを自分のお客さまとして含みますか?
突然の質問で、意味がわからなかった方もいるでしょう。
例えば、私は研修講師で主に金融機関の窓口担当者(テラー)や渉外担当者(外回り)の人たちを対象として研修をすることが多いのですが、その場合、私が接するのはその方達です。
しかし、私が担当者の方達に営業に対する姿勢や考え方、スキルを届けることで、担当者と接するお客さまをより豊かな生活に導けるかもしれません。
今、パーソナルトレーナーの方のコンサルをしているのですが、その方をAさんとしましょう。Aさんのクライアントさんに同業のパーソナルトレーナーBさんがいらっしゃるそうです。
AさんはBさんにスキルをお伝えするのはもちろんのこと、Bさんのお客さまも含んでトレーニングや講義をすると、中身の質が変わってきます。
含んでというのは、その末端のお客さまに変化が表れるようにお伝えするということです。
教え方ややり方もその中には含まれます。
末端のお客さまが変われば(結果や効果があれば)、Bさんにリピートがあり収入も増え、そして、BさんはまたAさんに依頼し、Aさんの仕事が増えるということです。
金融機関でしたら、対面しているお客さまだけでなく、お客さまの向こうにいるご家族を含むかどうかということになります。
私たちは目の前の人と対話をしていますが、実はその人の先にいる人にも影響を与えているということです。
器を大きく持つことで、相談の幅を広げていきましょう。